かんざえもん

文章を書いている間の脳みそのドライブ感を楽しみたいブログ

販売のフェーズを経験すること

 

経験を熱いうちに言語化する

 

タケノコという奇怪な植物・食物において、

製造から収穫、そして販売まで

を行うという経験を最近、

身に染みるほどにしている。

 

会社員という仕事をしていて、

全てを通して行えることは、あんまりないんじゃないだろうか。

 

なぜなら、会社では

分業体制が敷かれており、一人ひとり一つのフェーズの1種類の仕事を振り分けられて、その仕事に対して専門的に従事するからである。

 

その分業体制の方が効率は良く、システム的にはいい感じであるから。

 

 

この全部(=製造、収穫、営業、販売)をヒトマズやってみることができる、というのは、

我が人生のモットー

「物事の解像度を上げる」

にものすごく貢献しているように思う。

 

 

どのフェーズが一番大切とかは、やはりないと思う。

職業に貴賤はない、という意味でも、フェーズ間に優劣はないと思われる。

 

 

ただ、一番、気とかストレスなどを使うところは、

「販売」

のところか、

「営業」

のところだと思う。

 

 

「販売」を行ってみて、

初めて、

「収穫」

のところに神経を集中するようになった。

 

「販売」の部分で、直にお客さんと接して、

商品(=タケノコ)を値踏みされて、

粗探しをされて(粗を探すお客さんばかりではないが)、

神経を使うことを通じて、

 

あるいは、

このタケノコはこんな感じの評価を下されるのか、

このタケノコの方が受けがいいのか、

この売り方はそういう感想を持たれるわけね

と具体的に市場の意見を聞かされることにより、

 

「製造」やら「収穫」のところでの工夫の仕方や施策が変わる。

 

あるいは、意識が変わる。

ここのこれがここで役に立ってんのかぁ…

みたいな伏線回収感がある。

 

 

そうだなぁ。

 

販売のフェーズには、

伏線回収感

がある。

 

竹藪で肥料まいてたのも、

土持で藁の上に土かぶせていたのも、

タケノコ掘るときに堀の峰をタケノコ側に向けていたのも、

なにもかも、

 

この販売の場面で、お客さんに

「おいしかった」

「柔らかいね」

「アク少ないね」

と言ってもらい、

そうして価値を提供することで

お金をもらう、、

ここに繋がっていたのか!

 

そういう感じがある。

 

伏線回収感。

目的到達感。

 今までの努力が実になる感。

 

販売のフェーズは、農業には珍しい他者と関わるフェーズだし、

そこでの体験は製造やら収穫のフェーズにフィードバックされて、何かを変える。

 

販売フェーズは一番楽しいところでもあるかもしれない。

薪を売りに行ったときもそんな感じだった。

 

 

具体的には、

タケノコ堀り時に失敗しないように神経を以前よりも使うようになったし、

人の彫か掘りの失敗に不寛容になった。

 

だってお金になるのだもの。

人間だもの。

 

っていうか、販売のフェーズでお客さんにしみったれた文句を言われるのとか嫌だもの。(言われてないけど、評価を下される場面というのは、そういう恐れを抱くものだ)

 

 

そんなわけで、

 

今までは、どちらかというと、

タケノコ堀りの技術向上を

それ自体を目的として、行っていた節があるが、

 

より多くのタケノコを商品として提供するため、

より多くの伏線回収感を抱くため、

より多くの売上を出すため

 

というのが目的に追加されることになりそうである。

 

 

お金が手に入るのが嬉しいというか、

お金を出すほどの価値のあるものをきちんと提供できる自己肯定感、

自己効力感、自己有意味感、自己信頼感を感じたいという感じな気がする。

 

 

そして、

なんとなく、こうして苦労して稼いだお金というものは、

お金という意味では単に数字であり、

道で拾った千円と価値は変わらないわけだけれども、

なんとなく大事に使いたいな、と思う人情なのであった。

 

 

 

また再び、掘り返すが

販売のフェーズはやはり学びが多いというか、大変なことが多い。

 

今回はまじきち先生の斡旋があってこそ、始められたし、

ほとんどまじきち夫妻の助けによって、タケノコは売れている。

 

まじきち神様のご加護があってこそで、こちらはおんぶに抱っこで、恐縮と感謝しかある。

 

販売はそのようなビッグな後ろ盾がないと難しい。

かなり難しい。

 

販路開拓は大変だ。

販路開拓は一筋縄ではゆかない。

 

長岡京ブランドのタケノコという

コンテンツ性の高さも販売にはかなり効いている。

 

他の野菜では恐らくこうはいかないだろう。。。

 

 

大変だなぁ。

 

製造と収穫のフェーズに大半の時を費やしたいなぁ。 

多くの百姓はそう考えるからこそ、一次産業界はこんな感じなんだろうな。

 

 

 

だがしかし。

 

youtubeで、

クラッシュという亀のタートルトーク

「働くの嫌なんですけど、どうしたらいいですか?」っていう質問に、

クラッシュが答えるトークがあって。


🔵【クラッシュの解答に感動して涙】働きたくないんですけどどうしたらいいですか【タートルトーク】東京ディズニーシー

 

 

クラッシュ「人間の働くってどんなことなんだ?」

 

質問者「嫌なことをして、お昼を食べて、また嫌なことをして、帰るってのを繰り返すことです」

 

クラッシュ「その仕事はみんなを笑顔にしているのかい?」

 

質問者「してる…はず…です」

 

クラッシュ「だったら、嫌なことじゃないんじゃないかぁ!?

もしかしたら、質問者は目の前のことにしか目を向けていないから嫌だと思ってるかもしれないぞ。

最終的に誰かを笑顔にしているってところを見れたら嫌だと思わないんじゃないかぁ?

質問者、どうだい?」

 

質問者「明日から頑張ります!」

 

こんなやりとりだった。

確かに販売以外のフェーズでは、誰かが笑顔になっているところは直接見れないことが多い。

 

事務とかシステムメンテナンスとか

特に誰かを笑顔にしてるところからは遠い。

 

販売のフェーズは、誰かを笑顔にしている場面が直接的に拝見できて、その点においても中々重要なフェーズである。

 

 

とはいえ、ディズニーのキャラクターはみなどこか、クスリでもやってるんかってほどに躁というか、ハイで、バイオリズムが存在しないかに見えて、不気味だ。

 

 

 

とにかく、

販売のフェーズには社会が詰まっている。